No.122 詰パラ7月号あれこれ
■表紙は利波さんの簡素図式。
好形に軽快で爽やかな手順がマッチしていて、こういう作品に憧れます。「最後の驚き」がなかったとしても、充分評価されるべき作品でしょう。
■小学校担当の石川さんが今期末での退任を宣言されました。
今期末でちょうど丸5年になるのですね。ちょっと気が早いですが、5年間お疲れ様でした。
■あちこちのブログで、「今月の短大は凄い」と言う声が上がっています。
確かにこの顔触れは実に壮観。結果稿が待ち遠しいですね。
■最近の詰パラは、同人入りした利波さんや菅野さん、もうすぐ同人の三輪さんや芹田さん等が絶好調。それに若手、中堅、復活組が入り乱れて、好作、傑作が目白押しです。
中でも、武島さん、宮原さん、鈴川さんらをはじめとする若手の活躍振りには目を瞠るものがあります。しばらくはこうした若い世代が詰将棋界をリードすることになるでしょう。
■大学院に作者名「三田九路寿」の作品が登場。
これは小生と三輪勝昭氏の合作用のペンネームです。しかし本作の場合、全体の9割5分以上は三輪氏創案の手順であり、合作とするべきじゃなかったと、いささか後悔しています。
本作は事実上三輪氏の作品であるとお考えください。
■その大学院の担当が安武翔太氏に交代になりました。
風さんが直接口説いただけあって申し分のない人選で、どんな解説になるのか、期待が膨らみます。
なお筆者のハンドルネームは安武利太ですが、安武翔太氏とは全く無関係ですので、念のため。
すみません、紛らわしくて。
■解説と言えば、最近担当になった高校の宮原さん、デパートの會場さんともに文章がうまいですね。
今の解説陣は皆さん総じてレベルが高く、おかげで結果稿を読む楽しみが増しています。
担当者の皆さんに、感謝、感謝です。
■北浜先生の昇段祝賀詰になぜか拙作が紛れ込んでいます。
晴れの昇段祝いに自分如きがしゃしゃり出ていいのか? 活字になってみると、余計にそんな思いを強くします。
中身はというと、駒数多く、長手数の割にこれといった好手もない、いつも通りの内容です。少しでも解いて楽しいと感じてもらえれば幸いなのですが…。
北浜先生とは、詰工房や解答選手権などで何度かご挨拶したことがあり、飾らない人柄に魅了されます。今後益々のご活躍をお祈りいたします。
■お仕舞いに、安武翔太氏の傑作を一局ご紹介します。
煙詰でありながら龍追いを排し、2枚馬だけで追うのが大きな特徴で、見事看寿賞に輝きました。
緻密な手順や収束の新しさ、小駒自陣成駒のない美しい初形にもご注目ください。
詰パラ 平成20年4月号 大学院8
安武翔太氏作 127手詰 看寿賞長編賞受賞
■来週はもう全国大会。
当日は早目に名古屋到着の予定なので、会場設営のお手伝いでもしようかと考えています。今年はどんな方たちとお会いできるか、今から楽しみです。
ではまた。
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