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2016年5月 4日 (水)

No.158 第305回詰工房例会参加報告

4月30日(土)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:青○裕一、飯○修、石○誠一、稲○元孝、馬○原剛、大○壮○郎、沖○幸、加○徹、金○清志、金○タ○シ、久○紀貴、小○正浩、小○敏樹、新○江○弘、鈴○優希、角○逸、芹○修、利○偉、原○慎一、三○淳、宮○忍、森○宏、安○嗣治、田中徹 以上24名(以上敬称略)
※漏れや誤りがあったら申し訳ありません。

■いつもなら会場に着くと一息入れて、3時くらいから春霞賞のプレゼンを始めるのですが、今月は第3回春霞賞の選考があるので、2時20分頃から早めのスタートとなりました。

初めは候補に残った13作のおさらいから。
改めてこの13作を眺めて見ると、まず注目すべきは青木さんの作品が5作も入っていることでしょう。さらに、2作残った大崎さんや、上谷さん、山路さん、宮原さん、武島さん、馬屋原さんと、今が旬の若手作家が勢揃いする一方、ベテラン勢では若島氏が1作のみ(相馬さんの名前がない!)と、昨年は若手がベテランを圧倒した1年でした。
なお、選考の結果は詰パラ誌上で発表いたしますので、お楽しみに。

続いて1月号の候補作選考です。
実は当初ノミネートなしだったのですが、デパートの青木氏作を加えてはどうかという声があり、投票の結果過半数の支持を受け、見事候補作に選出されました。

詰パラ 平成281月号
デパート2 青木裕一氏作 「巻尺」


「連取りを合駒でやろうとした」のが発想の元だとか(と言われても全然ピンと来ないのが悲しい)。
角の開き王手には、龍に接して桂中合が最善の受け。その繰り返しで龍が一段ずつ近づいてくるという斬新な構成で、合駒の分野で次々と新機軸を打ち出す作者だからこそ実現できた作品でしょう。
昨年のパラ4月号デパートに発表した53手詰と同様、構想的手順をキーとして趣向作に発展させた好例で、作家としてのキャパをどんどん広げているように感じます。
これからの活躍が益々楽しみになってきました。

5時からはいつもの店で2次会です。

・賞品に春霞
・詰備会
・赤○さん奮闘中
・勝さんの消息
・近代図式精選、後篇
・「題名は決まっている」
・徳島新聞
・紀伊新報
・KOBO会誌
・近将「変わった人が集まる」
・「ミヤケがつかない」
・「本社には見えない」
・「北○さんの解図力抜群だった」
・「話は合うが、腹の内は明かさない」

・「代作者多数」
・藤○さん、竹〇さんも早っ!
・藤○さん、創作禁止令
・「後片付けは大事」
・若○さんの「この1作」、あなたならどれ?

短編名作選のことは常に話題になっていて、自分もSさんやK林さんに、あぶり出しの名作候補と考えている作品ををいくつか紹介したのですが、どうも反応がイマイチ。Sさんなどは「曲詰は『趣向詰名作選』でやりましょう」とか言い出すし…。
どうか短編名作選から曲詰を追い出したりせんといてください。

■春霞賞の関係で若干補足しておきます。

大賞の選考の際、「春霞賞は『構想の新しさ』と『完成度』のどちらを評価するのか」との質問を受けました。そうですね、そこが明確でなければどの作品を選んでいいのか分かりませんよね。
春霞賞の当初のコンセプトは「斬新な構想」に光を当てようというもので、これは今も変わっていません。ただ、現行の投票による方式では、各人の評価基準は異なりますので、完成度重視の作品が選ばれることもある訳ですが、それはそれで良いと思っています。そもそも『構想作』の定義自体、十人十色なのですから。
今回ご質問をいただいたお蔭で、「構想自体を評価」という趣旨はある程度皆さんにも伝わったかと思います。(質問の狙いもそこにあった?)
こういう質問やご意見は大歓迎ですので、これからも遠慮なくお願いいたします。

また、春霞賞の継続についても意見を伺ったところ、特に否定的な反応はなく、よって
4年目に突入することになりました。
2次会の席で、ある方から「春霞賞は止めても、注目作の紹介は続けて」とのお言葉をいただきました。
ありがとうございます。何がしかの役には立っているのですね。

もう一つ、TETSUさんが春霞賞関連ファイルをまとめてPDF化してくださいました!

どなたでも見られるように、どこかにUPするつもりですので、それまでお待ちください。お願いします。

■☆「今日の BAY
429日、対阪神戦。TVを付けると5回裏。直後に四球、そして2ラン。
51日、対阪神戦。TVを付けると7回裏、無死満塁。直後投手ザガースキーに交代し…。

もうTV中継は見ない。

■ではまた。

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