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2020年8月10日 (月)

No.221 春霞賞候補作紹介 2020年4月号

詰パラ20204月号の春霞賞候補作を紹介いたします。

■デパート2 馬屋原剛氏作
◇局面対比 <一歩後退>


16馬、25歩合、同馬、44玉、88馬、54玉、55歩、44玉、
26馬、43玉、87馬 まで11手詰

馬屋原剛-デパート担当長谷川さんから出された課題。持駒も含めて差異がないようにする条件だったので創作難度は高かった。最初に出来たのは龍を使った手順だったが、花駒が多かったので馬を使うことにした。それでも配置の多さが嫌われると思ったが、テーマの面白さを純粋に評価してもらえてよかった。
太刀岡甫-初形から歩が1つ下がった形が詰上りという、不思議な作品。持駒を揃えるため歩を合駒で入手する点にこだわりが感じられる。見たことのないテーマに果敢に挑んだ意欲作。
久保紀貴-「持駒も同じ」というところまで拘ったのが、良くも悪くも作者らしい。こういう詰将棋のジャンルがあってもいいと思う。
會場健大-デパートらしい発想で嬉しくなる作。不利感の演出のようなものはあまりないが、微小変化ものの上位にくる作品と思う。

(デパートの解説から抜粋して転載)
☆本作は、「詰上り図が初形から歩が1枚後退しているだけ」という狙いの作品。私がもともと挑戦していたがうまく出来ず、馬屋原氏に話したところ見事に実現していただいた。
☆持駒含めての差異のため、必然的に持駒はなし。そのためどこかで1歩入手する必要があり、その辺りの制御が非常に難しい。
☆ちなみに短手数に拘らなければ趣向風味の手順で表現も可能とは思う。本作は構想部分のみを抽出し最短でまとめており、純度が高い。現代詰将棋のトレンドなのかも知れない。(解説=長谷川大地)

※デパート担当長谷川氏からのミッションに応えた課題創作。
「持駒も含めて」というのがミソで、この制約があるために格段に創作のハードルが高くなっており、馬屋原氏といえどもこの課題をクリアするには、盤面24枚の駒を配置せざるを得ませんでした。
それでもこの難問に挑戦し、最短(と思われる)手数で鮮やかに解を示したのは、天晴れという他なし。
本作に続く意欲作の登場にも期待したいところです。

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