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2022年4月11日 (月)

No. 261 第376回詰工房例会報告

320日(日)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:青○裕一、井○徹也、馬○原剛、金○清志、久○紀貴、小○正浩、澤○友太、新○江○弘、芹○修、竹○歩美、竹○健一、寺○旺恭、利○偉、深○一伸、松○成俊、宮○敦史、山○剛、田中徹 以上18名(以上敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

■今回が2度目の「大田区産業プラザ」でしたが、1階の大ホールで「スーパーヒロインタイム」なるイベントが行われていて、目をパチクリ。これがいわゆる「コミケ」と呼ばれるものなのでしょう。
前回例会に使った部屋が更衣室になっていたので、コスプレイヤーも集まっているはず。ということで、このままイベントに参加したい! という誘惑に負けそうになったことはナイショです。

■詰工房が予約制になってから、春霞賞のレジメの印刷枚数は、予約の人数を参考にして決めています。今回は10人少々と見込んでいたのですが、会場に入ると、思いのほか人数が多い。しかも時間とともに増えていくので、これではレジメが足りなくなると焦りましたが、何とかギリギリ間に合って、ひと安心しました。
参加人数が多い時は、竹○さんか近○さんが来られていると考えてほぼ間違いありません。今回は、竹○さん父娘に寺○さん母子、そして澤○君という竹○チームの参加によって、女性参加率向上と平均年齢の引き下げに大きく貢献しました。特に寺○旺恭(おうすけ)君は小学校2年生とのことで、もしかしたら詰工房参加者の最年少記録かも?(なお寺○君の母君は、上記の参加者名一覧には記載しておりませんので念のため)。

■春霞賞の選考の時間になり、司会者として登場したのは何やら見慣れぬ青年…と思ったら、何と久○さん! 
眼鏡してないし、チョッと見まるで別人。心境の変化か? でも作風は変えないでね。
さて、今月のノミネートは5作。接戦を抜け出したのは――。

詰パラ 2021年12月号
デパート4 野曽原直之氏作

詳しくは別稿にて。
これですべての最終候補作が決まりました。4月の例会で、いよいよ第10回目の春霞賞が決定します。

■注目先の中から、いくつかご紹介していきます。

詰パラ 2021年11月号
大学院10 岸本裕真氏作 「三鈷峰」

20211110_

38金、同玉、47歩、48金合28と寄、同香成、同と、39玉、
69龍、28玉、29香、38玉、27銀、47玉、57と、同玉、
56と、同玉、55金、同玉、58香、同金、同龍、64玉、
67龍、65香合53銀生、63玉、73金、同と、65龍、72玉、
73と、81玉、82歩、91玉、83桂、同金、92香、同玉、
83と、同玉、84金、同玉、61歩成、73桂合、同角成、同玉、
75龍、83玉、86龍、85角合75桂、84玉、95金、73玉、
64銀成、72玉、63桂成、61玉、52成桂、同角、62歩、72玉、
76龍、74桂合73香、82玉、93歩成、同玉、84金、82玉、
72香成、同玉、73金、71玉、63桂、同角、61歩成、同玉、
62金、同玉、63成銀、同玉、52角、54玉、74龍、55玉、
44龍、同玉、45飛、34玉、35飛、24玉、36銀、26桂合
16桂、14玉、15飛、同玉、26と、14玉、25銀、同桂、
同と、13玉、12と、同玉、11と、同玉、21歩成、同玉、
13桂、11玉、12歩、同玉、24桂打、同歩、同桂、23玉、
22角成、同玉、32桂成、12玉、22成桂、同玉、34と、24歩合
21桂成、同玉、31桂成、11玉、21成桂、同玉、24香、23銀合
43角成、11玉、12歩、同銀、21香成、同銀、同馬、同玉、
32銀、11玉、12歩、同玉、23と、11玉、21銀成、同玉、
32香成、11玉、22と まで155手詰

「六種八合煙」。惜しくも七種合を逸しましたが、作意手順を追ってみれば、七種合かどうかなど、些末な問題でしかないと納得されるはずです。
新○江さんもこの収束を使って煙が出来ないか考えたことがあるけれども、果たせなかった由。それだけに、本作の収束、とりわけ29香に対し3度の中合を実現させた手腕を、高く評価されていました。
序盤で29香・27銀をセットしておく逆算の妙、盤面左上での粘りある攻防、更には自然に湧き出してくる合駒の数々…。
もはや神懸かり。形容すべき言葉が見つかりません。


詰パラ 2021年12月号
デパート3 山田康一氏作

2021123

29香、28香合、同馬、26玉、27香、15玉、37馬、26香合、
同馬、24玉、25香、13玉、35馬、24香合、同馬、22玉、
23香、31玉、13馬、41玉、31馬、同玉、21香成、同角、
22香成、41玉、42歩、51玉、62歩成まで29手詰

29香に対し、まず28香合。次いで27香に26香合、25香に24香合と、2筋で香打+香捨合を3回繰り返すのが楽しさ満点の手順。さらに23香と打って、2筋に4枚の香が並んだ様は圧巻で、強く印象に残ります。
収束も過不足なくまとまっていて、非常に好感度の高い軽趣向作です。


スマホ詰パラ 2022年2月
No.18001 19枚目の歩氏作

18001_19202202

44銀、54玉、55銀引、53玉、64と、同と、同銀、54玉、
55銀引、53玉、44銀、54玉、43銀生、53玉、52と、同金、
同銀成、同玉、53歩、同玉、63金、54玉、64
まで23手詰

初形ハートの曲詰。45銀を445564と展開したかと思うと、今度は645544とスイッチバック。さらに味良く43銀生と突っ込み、スッキリした収束につなげます。
小駒図だけに派手さはありませんが、攻方銀の軽快な運用が光る好作で、初形曲詰の一つの収穫と言えるでしょう。


スマホ詰パラ 2022年2月
No.18071 瓶子吉伸氏作

18071_202202

43金、同玉、45香、同と、42飛、53玉、62銀、同飛、
45飛成、42飛、同馬、62玉、53馬、同玉、51飛、52歩合、
54龍、42玉、52飛成、31玉、32歩、22玉、24龍、23銀合、
34桂、同銀引、31歩成、同玉、34龍、32金合、42銀、22玉、
33銀成、11玉、12歩、同銀、22成銀、同金、31龍、21金、
22龍寄 まで41手詰

10手目42飛の移動捨合が、おそらく創作の出発点と推察します。普通なら、ここから30手も掛かってしまったら失敗作と相場は決まっていますが、本作は例外。
2枚龍の寄せに、23銀合、32金合と頑強に抵抗。攻方も42銀~33銀成~22成銀と、巧みな銀の活用で、最後は予想外の清涼詰になります。
全編を通して白熱の攻防が素晴らしく、作者実力発揮の力作です。


詰将棋メーカー 2022年2月 
munetoki氏作

Munetoki_20222_13

23桂、22玉、34桂、同角、31飛成、13玉、22龍、同玉、
33金、同桂、31角成、23玉、35桂 まで13手詰

4手目の局面で、33飛が邪魔駒化しているのが意外な展開。ここから飛車を消した後の33金が、この一手の好手。金を残したい心理を巧みに衝いた決め手で、最後は気持ちの良い桂吊るしの詰上り。今や詰将棋メーカーを一人で支えている感のある、munetokiさんらしさ満開の好作です。

■この日も例会終了後は、無理をせず撤収。帰りの電車の中では、再び爆睡してしまい、またまた乗り過ごす結果に。しかも降りた駅も先月と一緒。でも、今回も気持ち良~く熟睡したので、幸せです。

■この日の模様について知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」並びに、まっつぁんこさんの「あーうぃ だにぇっと」をご覧ください。

■ではまた。

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