詰工房例会報告

2020年9月 7日 (月)

No.224 第357回詰工房例会報告

823日(日)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:會○健大、青○裕一、岩○修、馬○原剛、沖○幸、金○清志、小○正浩、角○逸、竹○健一、太○岡甫、渕○上悠、田中徹 以上12
2次会から参加:芹○修(以上敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

■参加者数が少な目なのは、予約申込制のためか、あるいはコロナ禍のためか。
このご時世、あまり大人数になるより、この位の人数の方が安心できて良いのかも知れません。

kisy一族の第2作品集「青い鳥2020」の購入予約をしました。楽しみです。このところ新刊ラッシュで、懐が心配ですが(笑)。
最近は書籍出版のハードルが下がっているとはいえ、2年連続は意欲的な試みです。こうなったら3年連続、目指すしかないでしょ。皆、それくらいのポテンシャルは持っているはずですから。
そう言えば、中編名作選Ⅱの解説(三本裕明作)で、「青い鳥」の序文の一部を勝手に抜粋・転載してしまいましたが、まずかったかな? 
近○さん、すみません、事後承諾よろしくです!

■誰かの並べた新作に頭をヒネったり、藤井二冠や「青い鳥」の話題で盛り上がるなど、皆さんが思い思いの時間を過ごす間に、自分は紹介予定の注目作について、変化・紛れを確認したり、パラの解説を再読したりと、専ら復習の時間に充てます。
いつもならパラを見返す暇もなくあたふたしてますが、この日は珍しく余裕を持って準備できました(だからと言って、いいプレゼンが出来る訳ではない悲)。

そして午後3時になると、部屋の照明を落としてプロジェクターを稼働、というのがここ数年のパターン。
この日も3時になると直ぐに、春霞賞の選考会が始まりました。

■今回は2月号と5月号の候補作の選考を行いました。
進行役は馬○原さん。ノミネートはそれぞれ3作ずつ。投票の結果は以下の通りです。

2月号
短大8 太刀岡甫氏作

5月号
中学校23 渡辺直史氏作

内容については、別頁にてご紹介します。

■続いては注目作の紹介。こちらも春霞賞に合わせて、2月号と5月号の2ヶ月分から厳選してご紹介しました。
ここではそのうちの2局をご覧いただきます。

詰パラ 2020年2月号
大学院3 大崎壮太郎氏作


作者-呼び出しはがし。(中略)99の駒は結局取られないので、と金でも成立するが、極光45番にあやかって成銀とした。

上田氏の名作の飛車版。繰り返しの鍵となる右辺での手順が、バッテリーの組み換えや飛捨合を含む等、複雑化しているのが特徴で、極光45番とはかなり趣が異なります。まさに力作。

<参考図>
詰パラ 1976年12月号
上田吉一氏作 「極光45番」


言わずと知れた、不朽の名作。「成銀」と言えば本作を思い出します。


詰パラ 2020年5月号
中学校21 馬屋原剛氏作


本作の狙いは、変化手順の中に隠されています。
2手目24歩合なら、22角成、同玉、21馬、同玉、24龍以下の詰。
そう、「間に2枚の遮蔽駒を挟んだ若島手筋」という訳です。
もう少し肉付けをすることも出来たでしょうが、作者としては、最短手数での表現に拘ったものと思われます。

同人入り、おめでとうございます!

5時からは2次会。
この日は日曜日だったので町内会の予定はなく、久し振りに自分も参加することにしました。寝不足のため2時間少々で失礼させていただきましたが、やっぱりいいですねぇ、2次会。
でも、これからの予定を見ると、ほとんど土曜日開催…。

■この日の模様について知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■この原稿を書いていて、詰工房例会の回数がどうもおかしいことに気が付きました。
自分は今回が「第354回」目の例会だと思っていたのですが、パラ9月号の会合報告を見ると、7月の例会が第356回となっています。
つまり、自分は中止になった月の分は回数にカウントしていなかったのに対し、オフィシャルでは中止の月も含めてカウントしているようなのです。
そうと分かれば、公式発表に合わせるしかありませんので、今回のタイトルを「第354回」から「第357回」に改めました。
ただ、例会400回記念のイベントを行う時など、混乱しなければ良いのですが…。

■コロナの感染拡大が止まりません。おかげで解答選手権も全国大会も中止。祭礼など町内の行事も軒並み中止になり、張り合いのないことこの上なし。
先が見えないというのは本当に気が滅入るものですね。

■皆さまも感染にはくれぐれもご注意ください。
ではまた。

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2020年8月 2日 (日)

No.220 第353回 詰工房例会報告

718日(土)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:青○裕一、馬○恒司、馬○原剛、小○悦勇、沖○幸、金○清志、久○紀貴、小○正浩、新○江○弘、芹○修、竹○健一、太○岡甫、原○望、渕○上悠、田中徹 以上15名(以上敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

■ご無沙汰いたしました。
新型コロナの影響で456月の例会が中止になり、4か月振りに行われた例会には、予約申込みをした15名の詰キストが参加しました。
誰かの新作が並べられ、皆で盤を囲んで考え込む。詰将棋の会合では当たり前の光景が、ようやく戻ってきました。いつもと同じ、のありがたさを痛感しました。

■ふと参加者名簿を見ると、小○悦勇氏のお名前が! 
しかし、室内にそれらしき人影は見当たりません。どうやら、いつの間にかやって来て、すぐにお帰りになったらしく、折角のご挨拶の機会を見逃してしまいました。
実は小○氏からの私信で、ある傑作の改良図と、その図を含む「私のベスト10」をお送りいただいたので、それを『詰工房で参加者に配布する』とお知らせしていました。おそらくそれで大井町まで足を運んでくださったものと思われますが、直接お礼を申し上げることが出来ず、本当に残念なことをしました。
そういう訳で、当日の参加者の皆さん限定で、小○氏作・解説「私のベスト10」をお渡ししました。これはちょっとした宝物になるはずです。
ただ、できるだけ多くの人に鑑賞してもらうために、ぜひ詰パラ誌上で発表してほしいと、切に願います。どうせなら作品集「雨滴」を全作掲載してほしいところですが、こちらは風みどりさんが何とかしてくれると期待しています。
なお、”ある傑作の改良図”については、後日このブログで紹介いたします。

■某氏の新作に挑戦中のグループが盛り上がっていたので、いつもより30分ほど遅れて、春霞賞の発表・選考に移りました。
まずは昨年、第7回春霞賞の受賞作の発表です。
詰パラ8月号に結果発表が載る予定ですので、詳しくはそちらでご確認ください(このブログでも特集します)。
続いて、1月号と4月号の春霞賞候補作の選考会開始です。
進行役は久○さん。今回は2月分でしたがノミネートが少な目で、スムーズに進行していきます。
投票の結果、

・1月号    該当なし
・4月号 デパート2 馬屋原剛氏作

に決定。
内容については、別頁にてご紹介します。

■春霞賞の後は注目作の紹介。
詰パラは1月号と4月号の出題作から6局、スマホ詰パラからは36月の発表作19局を、駆け足でご紹介しました。
ここでは、その中から2局をご覧いただきます。

詰パラ 20201月号
大学院1 鈴川優希氏作


柳原裕司氏や明石六郎氏の傑作を彷彿とする作品ですが、過去作品に全く引けを取らない傑作です。
大学院で誤無解ゼロ、平均点286という高評価が、本作の素晴らしさを端的に物語っています。

詰パラ 20204月号
短期大学16 原田清実氏作


盤面7枚の好形から、19香の最遠打、そして15桂中合が飛び出します。
収束まできっちりとまとまっており、作者が「中編では一番のお気に入り」と言われるのも納得の逸品です。

スマホ詰パラの作品紹介は別貢にて。

5時からは2次会ですが、自分は毎度ながら、町内会の関係でそのまま失礼させていただきました。

■この日の模様について知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■コロナの感染拡大が止まりません。おかげで祭礼など町内の行事が軒並み中止になり、張り合いのないことこの上なし。
この数日の状況を見ると、詰工房もいつまた中止になるか知れません。先が見えないというのは本当に気が滅入るものですね。

■皆さまも感染にはくれぐれもご注意ください。
ではまた。

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2020年3月31日 (火)

No. 218 第352回詰工房例会報告

321日(土)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:會○健大、青○裕一、池○俊哉、井○徹也、今○修、稲○元孝、岩○修、馬○原剛、沖○幸、金○清志、岸○裕真、久○紀貴、小○正浩、鈴○優希、田○雄大、竹○健一、太○岡甫、野○村○彦、長○川○地、渕○上悠、細○吉嗣、柳○明、山○大輔、和○積商、田中徹 以上25
2次会から参加 芹○修(以上敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

■コロナウィルス感染拡大の影響により、解答選手権も中止に追い込まれる中、会場には多数の詰キストが集結。
皆さん待ちかねていたのでしょう。こころなしか、いつもより楽しげな雰囲気が伝わってくるようです。

■解答選手権関係の打ち合わせをしたり、紹介予定作の復習をしたりするうちに、定刻の3時となり、春霞賞の選考会開始です。
今月の進行役は會○さん。12月は詰棋校が休みなので、構想作は少ないのが普通ですが、今回はノミネート8局と豊作でした。
内容的にも見応えのある作品が多く、接戦を予想していましたが、投票の結果大崎氏の作品が余裕をもって逃げ切りました。

12月号 春霞賞候補作
創棋会3 大崎壮太郎氏作

内容については、別頁にてご紹介します。

■スマホ詰パラからは今回も2局ご紹介します。

スマホ詰パラ 20202
No.14311 keima82氏作


13と、同玉、12桂成、14玉、84飛、(イ)74香、同飛、34香合、同飛、同桂、13成桂、15玉、24銀、25玉、26香、同玉、35角、25玉、26香、同桂、52馬、34香合、同馬、同玉、53角成、36銀成、23銀生、33玉、35香、同成銀、34香、同成銀、同銀生、同玉、37飛、24玉、35馬、33玉、44馬、42玉、33飛成、51玉、52銀、同玉、34馬、41玉、43龍、42飛合、同龍、同玉、43飛、52玉、(A73飛成41玉、71龍、同銀、52金、32玉、23成桂まで59手詰

(イ)で34香合41馬以下非常に難解ながら早詰あり。そこで馬筋を止めるため74に合駒をすることになりますが、(イ)74歩合で、同飛同香では、13成桂、15玉、24銀、25玉、26歩、同玉、35角、36玉、37香、25玉、27飛、34玉、53角成、36合、44馬迄。
そこで、(イ)74歩合同飛の時、34香合とするのがうまい延命手段。
ところがこれで作意手順通りに進めていくと、(A73飛成の時に73の香を取れるので、同手数駒余りになってしまいます。
故に、(イ)で74香と移動中合するのが最善(駒が余らない)になる、という仕組みです。
新種のやけくそ中合といった趣ですが、移動中合してからその理由が判明するまで47手(!)という驚くべきスパンの遅効手であり、ほとんど前例がないのではないでしょうか。

スマホ詰パラ 20202
No.14330 relax氏作


初形「」に始まり、→「」→「」→「」→「」→「」→「」と次々にカナ文字が現れる7段曲詰。
オール打ち捨てで、しかも初形で3段目にいた角と銀が、詰上りでは1段目の2枚の香と入れ替わっているというオマケ付き。手順もきちんと限定されていて、類作さえなければ、歴史に残るべき作品です。

5時からはいつもの店で2次会です。自分は町内会の会合があり、そのまま失礼させていただきました。

この日の模様について知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。
どうやら遅くまで盛り上がったようですね。

■自粛、自粛で皆さん本当にうんざりしていたのでしょう。顔を合わせてたわいもない話をする、それだけのことが実はとても貴重なことなのだと、思いを新たにしました。

ここ数日で一気に感染のペースが拡大し、今やいつ「非常事態宣言」が出されてもおかしくない状況です。先が見通せないだけに、陰鬱な思いが募ります。

ただ、詰キストは盤駒さえあれば自宅にいても不自由はないはず。
むしろこの自粛期間中に、名作・傑作がいくつも生まれることを期待したいと思います。

■ではまた。

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2020年3月 1日 (日)

No. 216 第351回詰工房例会報告

223日(日)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:會○健大、青○裕一、荒○貴道、池○俊哉、稲○元孝、馬○原剛、大○孝、沖○幸、金○清志、金○タ○シ、小○正浩、竹○健一、太○岡甫、深○一伸、渕○上悠、細○吉嗣、宮○敦史、柳○明、田中徹 以上19名(敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

■小学生の渕○上クンが初参加。
楽しんでもらえたでしょうか。また遊びに来てください。

■やはり気になるコロナウィルスの感染拡大。
例会の席でも解答選手権に向けて、色々と対策が話し合われていましたが、残念ながら、本日チャンピオン戦の中止が発表になりました。
様々なイベントやスポーツの大会で自粛が相次ぐ中での、苦渋の決断だったと思います。

感染拡大防止に積極的な姿勢をアピールしたい安倍総理ですが、今回の「要請」はどうだったか。
学校だけ休みにしたって、感染が止まるとは考えにくい。国民の間に一気に自粛ムードが広がるという効果はありましたが…。
一体いつになったら収束することやら。

3時少し前、春霞賞の選考会開始です。
進行役の太○岡さんによる解説の後、投票に移ります。
そして候補に残ったのが、これ。

大学院10 田島秀男氏作

内容については、別頁にてご紹介します。

■続いて、スマホ詰パラから2局ご紹介します。

スマホ詰パラ 20201
No.14161 わかば氏作


19手目34龍が渋い一手。21玉には11歩成~14龍、22玉なら14桂~35角成の筋があって、ピッタリ捕まります。
対する33歩合が、同龍なら21玉で打歩詰を見た好防手。収束はいかにも変長や非限定がありそうに見えて、どうやら割り切れているようです。
比較的簡素な形からの、意外性のある攻防が見所です。

スマホ詰パラ 20201
No.14171 aaa太刀岡氏作 「ヘンゼルの道しるべ」


角不成による連取りと馬鋸の組合せは珍しくありませんが、本作は2つの趣向がシームレスで繋がっているのが大きな特徴。
盤面鶯図式に始まり、粘りある収束も力強く、記憶に残る一局です。

5時からはいつもの店で2次会です。自分は寝不足と娘のお迎えがあったため、そのまま失礼させていただきました。

■この日の模様について知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■次回の詰工房は321日の予定。もしやこちらも中止だなんてことは…?

■ではまた。

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2020年2月 3日 (月)

No. 214 第350回詰工房例会報告

■125日(土)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:會○健大、青○裕一、池○俊哉、稲○元孝、沖○幸、加○徹、金○清志、久○紀貴、小○正浩、芹○修、竹○健一、太○岡甫、筒○浩実、利○偉、深○一伸、細○吉嗣、柳○明、山○剛、米○歩登、田中徹 以上20
2次会から参加馬○原剛(以上、敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

1月の例会と言えば、TETSUさんによる恒例の年賀詰鑑賞会。会場に入ると、既に鑑賞会は始まっていました。
毎年のことながら、年賀詰の多いこと。最近はネット上で気軽にアップ出来るようになり、その数は年々増えているように思います。中には詰将棋として全く成立していないものも混じったりしますが、それもご愛嬌でしょうか。
新作の収集・管理においてTETSUさんの右に出る者はいませんが、それでも毎年これだけの作品を集め、レジメを作るとなったら相当な業務量になるはず。本当に頭が下がります。

4時を過ぎたところで鑑賞会は終了し、春霞賞の選考会開始です。
この日の進行役は會○さん。初登場です。詰将棋にとっても詳しい新人さんは、何をやってもスゴいんです。
しゃべりもウマいし、柿木を使えば驚きの超絶テク! 素晴らしい即戦力ルーキーです。

今回もノミネート10作という激戦の中、候補に残ったのは2作。

詰パラ2019年10月号 春霞賞候補作
高校16 有吉弘敏氏作
大学院7 馬屋原剛氏作「円環の理」

内容については、別頁にてご紹介します。

■スマホ詰パラから1局ご紹介します。

スマホ詰パラ 201912
No.14120 シナトラ氏作


変化、紛れがほとんどなく、極めて易しい作品ですが、なぜかとても印象に残っています。
初形で玉方34銀の23への利きがなくなれば、23との1手詰。17手掛けてそれを実現する、それだけを鮮明に浮き上がらせた小品です。

5時からはいつもの店へ移動して2次会へ。30分ほどで馬○原さんも合流して、新年会のスタートです。
自分は2時間ほど過ぎた辺りで意識朦朧となり、午後8時頃遂に撤退。でも、いつもながらの楽しいひと時でした。
皆さん、ありがとうございました。

■そう言えば、この日の例会は記念すべき350回目でしたが、何も特別なことはなく、いつも通りの詰工房でした。
いかにも詰工房らしいじゃないですか。この先も永く詰キストの憩の場として続いていってほしいものです。
金○さん、毎月毎月、本当にありがとうございます!

■この日の模様を知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■ではまた。

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2019年12月30日 (月)

No. 212 第349回詰工房例会報告

1222日(日)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:青○裕一、稲○元孝、馬〇原剛、沖○幸、加○孝志、加○徹、金○清志、金○タ○シ、小○正浩、近○郷、鈴○優希、深〇一伸、山○剛、米○歩登、田中徹 以上15名(敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

■今回、会場到着は1420分頃だったでしょうか。3時前の会場入りは久し振りのような気がします。
プロジェクターをセッティングしたあとは、作品紹介に備えて予習に専念。
そして午後3時を過ぎたところで、春霞賞の選考会開始です。

■この日の進行役は馬○原さん。
ノミネート7作と多めでしたが、きちんとポイントを押さえた解説は流石です。
現在春霞賞の選考に当たっている若手スタッフは、皆鑑賞眼がしっかりしている上に、過去の発表作にも精通しており、本当に感心させられます。頭の中の引き出しの数が違うんですね。

今回候補に残ったのは次の2作。
中学校11 青木裕一氏作
デパート4 大崎壮太郎氏作
内容については、別頁にてご紹介します。

■スマホ詰パラからは2局ご覧ください。

スマホ詰パラ 201911
No.13841 kisy氏作 「Whitesnake


中盤の龍追いから2度の飛車限定合辺りの手順は絶品で、147手の長手数を飽きさせない。
だからこそ言わせてもらいますが、玉方95と配置は何やねん! 
時間はかかってもいいから、無防備煙への改作を求めます。

スマホ詰パラ 201911
No.13881 himatsume氏作


3手目48金~58銀引として、48の金を銀に置き換えておくのが、潜伏期間の長い第1の伏線(43手目17角に49玉の逃げを防止)。
次いで9手目38香短打が、後の39角打ちを可能にする第2の伏線。
さらに、23手目35銀が玉方の馬を質に見込む第3の伏線。
後半の2度の捨合を含む軽妙な攻防と相俟って、極上の本格ミステリのような謎解きが楽しめる逸品です。

5時からはいつもの店で2次会です。
開始後間もなく芹○修さんも合流して、詰棋談儀に花を咲かせました。
自分は2時間くらい粘ったところで睡魔に負け、あえなく撤退。
それでも、今年最後の例会を、楽しく過ごさせていただきました。皆さん、ありがとうございました。

■この日の模様を知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■年明け1月の例会は節目の350回目の開催になりますが、取り立てて記念イベントを行う予定はないようです。
そこはいかにも詰工房らしいですね。

ではまた。

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2019年12月15日 (日)

No. 209 第348回詰工房例会報告

■11月30日(土)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:會○健大、青○裕一、石○仰、稲○元孝、馬○原剛、尾○充、沖○幸、加○孝志、加○徹、金○清志、久○紀貴、小○正浩、小○純平、角○逸、芹○修、竹○健一、太○岡甫、利○偉、深○一伸、柳○明、山○剛、米○歩登、田中徹 以上23名(敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

■今回は、レジメの原稿はいつもより早めに仕上がっていたのに、印刷に手こずってしまい、会場到着は15時20分頃。
用紙切れも痛かったけれど、それ以上に2ヶ月分のレジメ印刷を甘く見ていたのが敗因でした。
会場に入ると直ちにレジメを配布し、プロジェクターをセッティングして、即春霞賞の選考会開始です。

■この日の進行役は久○さん。
ノミネート作品数が多かったにも関わらず、ポイントを押さえた簡潔明瞭な解説で、候補作の選出までスムーズな進行振りはお見事でした。
久○さんに限らず、詰工房の若手は皆本当に熱心で頼もしい限りです。

激戦の中、候補に残ったのは以下の通り。

7月号
・短大5太刀岡甫氏作

8月号
・高校7山路大輔氏作
・短大10藤井規之氏作
・大学6船江恒平氏作

内容については、頁を改めてご紹介いたします。

■スマホ詰パラから1局ご紹介します。

スマホ詰パラ 2019年10月
No.13801 黄楊の輝き氏作 


打診中合を含む歩連合は出てくるものの、全体としてはやや物足りない印象ですが、次の2作と合わせて、3局セットで見ると少し見方が変わるはずです。

スマホ詰パラ 2017年5月
No.9375 黄楊の輝き氏作


スマホ詰パラ 2017年5月
No.9376 黄楊の輝き氏作


わずかな配置の違いから、成と不成、単独合と連合に分岐する面白さは、三姉妹作ならでは。
詰将棋はこんな表現も出来る、そう教えてくれる作品です。

■5時からはいつもの店で2次会です。
今回は久し振りに9時頃まで粘って、楽しい時間を過ごしました。
皆さん、ありがとうございました。

■この日の模様を知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■ではまた。

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2019年11月24日 (日)

No. 208 第347回詰工房例会不参加報告

1027日(日)は詰工房の例会でしたが、囃子関係の行事と重なってしまったため参加できませんでした。
予めこのブログで欠席すると告知しておけば良かったのに、すっかり失念していました。ご心配をお掛けしてしまった方には誠に申し訳ありませんでした。

■そのため今回はプロジェクターを使った作品紹介はナシ。
ということは、以前のように自由な例会に戻った訳で、「やっぱり昔の雰囲気の方がいい。次回から注目作の紹介は不要」とか言われたらどうしよう…。

■春霞賞の選考会も、スタッフが社団戦に出場のため行われず。次の例会で2ヶ月分をまとめて選考します。

■折角ですので、スマホ詰パラから注目作を1局ご紹介します。

スマホ詰パラ 20199
No.13556 oddi氏作 


玉方桂の4段跳ね。全て攻方の香を取らせることによって実現しています。
更に、3手目73香と、7手目65香が伏線的な限定打。73香は65香打に対する63飛合を、65香は63との開き王手に56角打合の逆王手を、それぞれ防いでいます。単に狙いを実現するだけで満足せず、手順にも工夫を凝らすことで、本作の価値は格段にアップしました。
配置と収束にはやや苦労の跡が見られますが、この構想を破たんなくまとめ上げた手腕は見事です。

■この日の模様を知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■ではまた。

 

 

 

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2019年10月20日 (日)

No. 205 第346回詰工房例会報告

928日(土)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:青○裕一、石○仰、馬〇原剛、大○光一、沖○幸、加○徹、金○清志、久○紀貴、小○正浩、小○尚樹、小○純平、鈴○優希、芹○修、田○雄大、竹○健一、太○岡甫、利○偉、原○慎一、柳○明、山○剛、米○歩登、田中徹 以上22名(敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。
hiroさんのブログでは23人になってる。誰か書き漏らしたみたい…)

■社団戦とブッキングしなかったおかげか、参加者が20名を超え、賑やかな例会になりました。
更に初参加の中学生2人も加わって、会場は一気に若返った感があります。

3時過ぎ、春霞賞の選考会がスタート。
今回は5月号と6月号の2か月分でボリュームがありましたが、太〇岡さんの的確な解説で順調に進行していきます。またノミネート作の作者が多数参加されていて、作者の生の声を聞けたのは幸運でした。
投票の結果、候補に残った作品は以下の通り。

5月号
高校21 久保紀貴氏作 「モーメンと」
大学14 鈴川優希氏作 「泣斬馬謖」

6月号
同人室3 金子清志氏作
同人室5 鈴川優希氏作

両月とも、2作ずつの選出になりました。
最近複数作の選出が続いているのは、それだけ高品質の構想作の発表が続いている証しでもあります。今年の最終選考は大変な激戦になりそうです。
なお内容については、頁を改めてご紹介いたします。

■続いて注目作の紹介がスタート。ここでは、詰パラとスマホ詰パラから1作ずつご紹介します。

詰パラ 20196月号
デパート3 原田慎一氏作


5手目42銀成に12玉と逃げれば、45角成~13歩~63飛成で詰み。序の53角消去はこの63飛成を実現するためでした。
6手目41歩中合なら、同飛成には12玉、13歩、同玉で、成銀が邪魔になって43龍と引けません。そこで中合を取らずに32成銀とし、12玉に45角成~13歩で63飛成を狙えば詰む…。
ならば41の合駒が香だったら? 63飛成の時43歩合で不詰!
ここでようやく、6手目は41香合が最善と判明します。以下同飛成で香が手に入るので、11龍~13香の順で収束します。
5月号デパートの青木氏作にも通じる「後の合駒の足場とするための香中合」ですが、間に成銀が存在することで、香合の意味付けがうまくカモフラージュされています。
角消去の伏線との相乗効果もあって、非常に高度な謎解きが楽しめる逸品です。

スマホ詰パラ 20198
No.13426 i@hiro氏作


角捨て~馬寄り~角捨合を繰り返しながら、玉が盤中央を横断していく趣向作。
序の伏線や、途中同龍でなく同馬とする破調等もあり、単調な繰り返しに終わっていないのがセールスポイント。収束を一瞬で切り上げる潔さも見事です。

5時からは2次会。自分も参加しましたが、2時間を経過した辺りで睡魔に襲われ、離脱しました。

2次会でのKさんとIさん。
「あそこで○○飛とすると…」「それは同玉の変化で…」「やっぱりそうか…」「あれいい手ですよね…」
といった調子で会話が続いています。
目の前の将棋盤には某氏の新作が並べられていますが、それとはまったく別の作品の話。まるでテレパシーで会話をしているかのようです。
ちょっとしたヒントだけで即座に脳内盤に配置が浮かび、手順が再生される。頭の回転も引き出しも段違い。
格好いいなぁ。

■この日の模様を知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■ではまた。

 

 

 

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2019年9月 6日 (金)

No.202 第345回詰工房例会報告

825日(日)詰工房の例会に参加してきました。
参加者:青○裕一、稲○元孝、岩〇修、大○光一、沖○幸、加○徹、金○清志、小○正浩、原〇慎一、深○一伸、田中徹 以上11名(敬称略)
※漏れや誤字があったら申し訳ありません。

7月の例会は町内の祭礼と重なり欠席したので、このブログも休載しました。勝手に夏休みを取ってしまい、すみませんでした。
7月は例会と祭礼がバッティングしないか、毎年気を揉んでいます。
これまでは幸運に恵まれることが多かったのですが、今年はダメでしたね…。

■さて、8月の例会に戻ります。
社団戦の開催日に当たったこともあり、参加者11名。落ち着いた例会になりました。

自分は会場に入ってから3時までの間は、その日紹介する作品の予習に当てています(前の日までにやっとけ? ごもっとも)。
そして3時を過ぎると、頃合いを見てプロジェクターの出番。
いつもは解図や対局、雑談等で盛り上がっているところを中断させてしまい、心苦しく感じるのですが、この日は余り気を遣う必要がありませんでした。良いのか悪いのか、微妙です。

ともあれ、注目作の紹介がスタート。
予習の効果もあって、順調にプレゼン終了か、と思われましたが、大甘でした。
スマホ詰パラの発表作紹介の中で、「この作者は要注目です」と言ったら、小○さんの「それは詰工房常連の〇○さんでは…」に唖然。
深○さんには「『この詰』に例題として出てますよ」と指摘され、茫然。
将来の大物と思ったら既に大物だった…。
また、「4桂連打+3桂成り捨て」作を褒めていたら、TETSUさんに「こんなのがありますよ」と4作ほど前例があることを教えられました。
毎度のことながら、勉強不足で申し訳なし。

TETSUさんと言えば、パラ9月号の「おもちゃ箱だより」で、“注目作の紹介”について取り上げてくださいました。ありがとうございました。
スマホ詰パラの発表作をいかにして歴史に残すか、そろそろ知恵を絞る時期です。
ネットでの中継等も提案されていて、非常に魅力的なのですが、仮に動画で生放送なんてことになるといささか…。その時は桂花さんに司会を譲りましょう。

■スマホ詰パラの発表作から2局紹介します。

スマホ詰パラ 2019年7月 i@hiro氏作  No.13231


中合の角を動かす。最近ポピュラーな構成ですが、本作は角が最大距離を移動するのが特徴。
前例はあるでしょうし、形にも問題ありです。それでも本作には誰かの物真似ではない、創意が感じられます。
作家として最も大事な資質です。

スマホ詰パラ 2019年7月 高等遊民氏作  No.13285


実は本作、ページ数の関係で最後にカットしたため、今回のレジメには載っていません。しかし個人的に気に入っていたので、ここでご紹介することにしました。
34金を45桂に置き換える手順が秀逸です。

5時からは2次会。自分は祭礼の反省会(本当の!)があり、残念ながら直帰しました。

■この日の模様を知りたい方は、例によってhirotsumeshogiさんのブログ、「詰将棋の欠片」をご覧ください。

■今月は春霞賞の選考はお休みでしたが、7月の例会で今年3月号と4月号の候補作が決まっています。

◇詰パラ 20193月号
大学9 青木裕一氏作

◇詰パラ 2019年4月号
大学10 若島正氏作
大学院7 太刀岡甫氏作
大学院8 馬屋原剛氏作

4月号は3作が同じ票数で並ぶ大接戦。なお内容については、頁を改めてご紹介いたします。

■このブログのタイトルには「祭り」とあるのに、今まで全く祭りについて触れたことがありませんでした。そこで、今回は我が町内の祭礼について、ざっとご紹介します。

[土曜日 午前]
幟たて、櫓や山車の組み立て、夜店の設営等、ひたすら準備。
一番疲れるのがここかも。

[土曜日 午後]
神輿と山車で町内一周。
神輿は3つあるが、子ども神輿ばかり。最近は誰も肩で担ごうとせず、腰の辺りで両手で抱えている。神輿は沈み、“担いでいる”感ゼロ。しかも後半は大概親が肩代わりすることになる。が、それも良し。子どもたちの笑顔が一番。
山車には囃子の太鼓を載せ、練習を重ねた子どもたちが交代でバチを握る。自分は山車の後に付いて笛を吹く。開放的で気持ちが良い。

[土曜日 夜]
盆踊りと夜店で賑わう。
神社の境内はチョー狭く、人口密度が高い。自分はかき氷の担当。1杯50円と子どもにも手頃な価格設定。他には焼き鳥、焼きそば、飲み物、(おもちゃの)金魚すくい、福引等。結構行列ができる。
盆踊りの前に囃子獅子舞の奉納。夜店を一時離脱し、ここでも笛を吹く。
夜店に戻り、結局かき氷を200杯近く売り上げる。自分が担当するようになってからの最高記録だ。

片付けをして1日目終了。心配していた雨も降らずに済んだ。

[日曜日 午前]
神事(本祭り)。宮司が祝詞を挙げ、神楽舞を奉納。
自分は神楽の締め太鼓を担当。地味だがこれが本祭りだから手抜きはできない。途中から良く晴れて大汗をかく。

[日曜日 午後]
再び神輿と山車が町内を回る。
例年2日目の方が子どもが少ないのが悩みの種。
自分は境内に残ってお留守番。

以上で行事は終了。
全員で片付けをした後、夕方から反省会と言う名の飲み会に突入。これが一番の楽しみだったりする。

1000世帯ほどの小さな町内の、ささやかなお祭りではあるが、それなりに達成感はある。
今年は台風が上陸したにも関わらず、雨は夜中に降っただけで、奇跡的にすべての日程を消化できました。
神様のご加護に感謝。

■ではまた。

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